胡蝶蘭が贈られる理由

お祝いや贈り物の花といえば胡蝶蘭

店の開店や会社の立ち上げ、出産、選挙事務所、芝居の楽屋など、 お祝いの贈り物には胡蝶蘭が必ず登場します。 お店の開店など、贈られてきた胡蝶蘭の数が 店の格式を決めると言っても過言ではありません。 でも、なぜ胡蝶蘭なのでしょうか。

胡蝶蘭が贈られる理由

まずは、胡蝶蘭というと誰もが 「高い!」 というほど価格が高く、花屋でも特別なガラスショーケースの 一番目立つ場所に飾ってあります。 価格も万単位で、ギフトの胡蝶蘭は1万~3万円です。 胡蝶蘭は贈り物だけでなく、歯医者やクリニック、高級飲食店 などでも飾られています。 胡蝶蘭があるだけで、格式の高いイメージになります。 好まれる理由はイメージだけではありません。 まず、花の匂いがしないので飲食店など、どんな場所でも合います。 香りがきつくないので、万人受けします。 また、花束やアレンジメントは 数種類の花を使い華やかな雰囲気を出していますが、 胡蝶蘭はそれだけで、美しいフォルムと色で見ごたえがあります。 そして、なによりも長持ちするのが選ばれる一番の理由かもしれません。 胡蝶蘭は通常1か月以上花が咲き続け、 環境によっては3~5か月咲き続けることもあります。 よく、病院のお見舞いに鉢植えを持っていくと、 「根をおろして縁起でもないので、切り花にする」 という言い伝えのようなものがありますが、 胡蝶蘭はその逆で、 「根をおろして、長く続いてほしい」 という意味も込められています。 また、花言葉の 「幸福が飛んでくる」 というのもお祝に贈られる理由のひとつです。