胡蝶蘭に活性剤を利用することのメリット
植物が健康に育つためには、栄養のバランスの良い水苔が欠かせません。
植物の成長には、基本的にリン酸、カリ、窒素といった三つの栄養素が必要になります。
これらの栄養素が欠けてしまうと、葉が黄色くなってしまったり、
花が十分に育たないなどのトラブルが発生します。
また、鉢の中のミネラルのバランスや、有益な微生物のバランスを整えることで、
植物が根を張りやすくなったり、栄養を吸収しやすくなることも。
植物活性剤は、このような鉢の中の環境を改善して、植物の成長を助ける働きをします。
植物を育てるためには、水苔の中の環境を管理することが重要です。
胡蝶蘭を育てる際にも、適した水苔を選び、室内の温度や湿度の管理にも気を配りましょう。
そして、こまめな水やりなどの管理に加えて、植物活性剤を上手に利用することで、
栄養が適切にいきわたり、長い間何度も美しい花を咲かせることができます。
活性剤を与えるときは、一度に多く与えるのではなく、
使用上の注意をよく読みながら、必要なときに必要な量だけ与えるように気をつけましょう。
肥料と活性剤の違い
人間が食事をする際に、様々な栄養素を体調を考えながら
バランスよく摂取することが大切であるのと同じように、
植物も様々な栄養素を状況に応じて必要な量だけ吸収することによって、
長持ちしたり葉色が良くなったり、たくさんの花が咲くなどの変化が現れます。
液体肥料や固形の肥料の成分は、
植物が生命を維持するために必要な基本的な栄養素である窒素やリン酸、カリといった
三つの栄養素で構成されているのに対して、
植物活性剤はミネラルやアミノ酸、ビタミンや植物ホルモンなどの植物が成長する過程で、
そのバランスをよくするための栄養素が含まれています。
そのため、活性剤は花の咲き具合が悪い場合や実がならないなどといった
トラブルに対して、必要に応じて使用します。
胡蝶蘭は、しっかりと温度や湿度を管理していても、一度花が咲いただけで
終わってしまうこともありますが、活性剤を投与することで、次々と花を咲かせ、
長い間美しい様子を楽しむことが出来ます。