胡蝶蘭の手入れ

胡蝶蘭に最適な手入れ

胡蝶蘭は丁寧に手入れをすればするほど応えてくれる花です。
基本的に繊細なので温度管理と保管状況など、あらゆる面で考慮する必要がありますが、
胡蝶蘭にとって適切な環境を理解していれば花は長持ちしますので、
胡蝶蘭の成長を観察し、気長に手入れをしてあげてください。
まず胡蝶蘭の手入れで気を付けたい点は急激な温度変化です。
胡蝶蘭は温度変化に敏感な花ですから、夏場と冬場は特に注意が必要です。
暑い時期は植え込みが乾いていれば、
積極的に水を与えて乾かないようにしてあげましょう。
また夏は特に直射日光が心配されますが、これを胡蝶蘭が浴びてしまうと、
花がしおれる原因となりますから少し日陰に配置してあげるのがベストです。
また植え替えの手入れは9月頃までを目安に行うようにしてください。
秋を過ぎると一気に冷え込みが厳しくなったり温度が下がってしまう傾向にあるので、
水分量は控えめにそして室内の温度調節は高めにキープしておきましょう。

胡蝶蘭に害虫が付着していたら

胡蝶蘭にはアブラムシと呼ばれる害虫がつきやすく、
これが花に付着すると黒い汚れが目立つようになります。
アブラムシの繁殖を抑えるためにはやはり通気性を良くすることが大事です。
胡蝶蘭は根が湿気易くどうしても腐敗しやすい花なので、
手入れとして積極的に風通しを良くすること、
花以外にも株周辺に風が行き渡るように間隔をあけて配置しておくと、
害虫を予防することができます。
またアブラムシが付着していた場合は
早急に殺虫剤を胡蝶蘭全体に振りかけて駆除するようにしてください。
手入れを迅速に行えば胡蝶蘭も長持ちします。
また胡蝶蘭の葉が自然に落ちることがありますが、
この場合は新しい葉を咲かせるサインですから特別気にする必要はありません。
しかし咲いている葉が黄色くなったり赤くなる症状は病気の可能性が高いので、
殺虫剤を全体に振りかけて対処しておくことをおススメします。