胡蝶蘭の花が枯れてしまったら
胡蝶蘭は1度花が咲くと平均して3カ月程度咲き続けるので長く楽しめる花です。
ですが、この花が枯れてしまった後、適切に世話してあげると、
また新しい花を咲かせてくれて美しい姿を楽しむことができます。
世話を丁寧にすればするほど胡蝶蘭はそれに応えてくれますし、
長いものでは10年以上花を咲かせることもあるので、
しっかり胡蝶蘭が咲き終わった後も処理してあげましょう。
胡蝶蘭の花は咲いた順番から徐々に枯れていくので、
枯れた花はその都度摘み取ってあげてください。
摘み取りは花が終わる瞬間を観察して摘んでいい時と悪い時を、
判断することがポイントです。
花がすべて枯れてから茎を切る処理をするというのは、
実はあまりおススメではありません。
これは胡蝶蘭の株に影響を与えるので、
次の花が咲くための力を温存できなくなってしまうのです。
ですので、茎を折るタイミングとしては、
花全体が枯れ始めた頃であっても十分に問題はありません。
2度目の花を咲かせるための世話
花が枯れた後、もう1度花を咲かせるためには茎を切る世話をしなければなりません。
茎のカットする位置は真ん中よりもやや上くらいを意識してください。
カットした部分から新しい茎が伸びてきて花が咲き始めます。
2度目の花は平均して4ヶ月程かかると言われており、
2度目を咲かせてしまうと株全体に影響を与えるので、
胡蝶蘭を末永く楽しむためには株に近い根から茎を切ってしまい
2度目の花を咲かせるのは見送る、という方法もおススメです。
胡蝶蘭が小さく、株も大きいものではない場合は、
2度目の花を咲かせること自体が難しいので、
1度目の花が枯れた時点で根から茎をカットしてしまいましょう。
胡蝶蘭を長持ちさせる世話
胡蝶蘭の花が枯れてからじっくりと世話するには、
茎を根元から4センチ程度残してカットしておくのがベストです。
その間胡蝶蘭が花を咲かせることはありませんが、
株を育てることに力を注ぎますから、末永く胡蝶蘭が花を咲かせることができます。