胡蝶蘭の葉焼けについて

胡蝶蘭がなりやすい葉焼けとは

胡蝶蘭は見た目も美しく人を楽しませてくれますが、その分非常に繊細な花です。
環境の変化、季節に応じた世話、花が枯れた時の対処、害虫の駆除と、
様々な面で気を付けてあげなければ長持ちさせることは出来ません。
また生き物ですから、当然病気のリスクなども考慮して、
よく観察しておく必要があります。
毎日生き生きと咲いて見える花も知らず知らずのうちに病気に感染して、
重症になってしまうケースもありますので、
丁寧に日頃から世話をしてあげることが長生きの秘訣と言えます。
胡蝶蘭は葉焼けと呼ばれる病気になってしまうことが多い花です。
葉焼けとは具体的に言えば直射日光や日当たりのいい場所に、
胡蝶蘭を長時間配置しておくと葉が変色して病気になってしまう症状を指します。
これには、わずか半日で葉が変色してしまうケースもあるので、
うっかりと放置しておくとすぐに状態が悪化するという大変危険な病気なのです。

直射日光回避で注意したいポイント

直射日光と言えば紫外線が多く暑さの厳しい夏をイメージしますが、
実は冬場の直射日光でも葉焼けを起こしてしまいます。
胡蝶蘭は基本的に光に弱く、特に西日に当たり過ぎると、
すぐに葉焼けを起こすので外で育てることは厳禁です。
胡蝶蘭を健康的に育てるためには必ず室内で、
あまり日の当たらない陰のある場所に置くといいでしょう。

葉焼けになってしまった時の対処法

胡蝶蘭は室内で育てることが鉄則ですが、
やはり室内でも光がたくさん入ってくる場合は
カーテンや遮断効果のあるものを利用して胡蝶蘭を守る必要があります。
そして程よい光の中で育ててあげると胡蝶蘭も病気にならず、
長生きしてくれるでしょう。
仮に葉焼けになってしまった場合は、焼けている部分をカットして、
緑の状態だけを残しておくとまた健康な状態になります。
しかし葉焼けしている部分が広範囲であれば処置することは不可能ですので、
早めに葉焼けがあるか見極めて対処することが大切です。