胡蝶蘭の花が散った後について

散った後の胡蝶蘭の手入れ

胡蝶蘭の生き生きとした花が散った後、
胡蝶蘭はもう楽しめなくなると感じるかもしれませんが、
実は散った後も十分に楽しめる方法はあります。
胡蝶蘭の世話の仕方を熟知していれば、
例え花が何度散った後でもまた花を咲かせることはできますし、
何年でも胡蝶蘭を育てていくことができます。
1度咲かせて散った後の対処法ですが、まずは茎を根元からカットして、
全体をすっきりさせましょう。
胡蝶蘭の大きさにもよりますが、基本的には1度花を咲かせると、
また花を咲かせるまで胡蝶蘭はとてもエネルギーを使うので、
2度目を咲かせることで株に影響を与えることがあります。
株が弱ってしまうと胡蝶蘭の寿命にも関わってくるので、
もし長期間胡蝶蘭を楽しみたいというのであれば、
散った後は茎をカットしてかりと力を蓄えるのを待ちましょう。

胡蝶蘭をじっくりと育てる

茎をカットしておけば基本的にな世話は終了となりますが、
カットしてから約1ヵ月間は屋外の日の当たらないところに置いてあげたりすると、
新しい花の蕾が出てくるようになります。
蕾が落ちなければやがて開花し始め、
少しずつ胡蝶蘭の形を作り上げていきます。
胡蝶蘭は非常に長い期間を要して育つ花ですから、
焦らずにじっくりと育てていくことが基本です。
また完全な状態になるまでは2〜3年かかることもあります。

もう1度花を咲かせる

花が散った後、別の形で胡蝶蘭を楽しむこともできます。
例えば茎をカットしてまだ枯れていない花を玄関に飾っておくのも1つの方法。
冬場であればこのような楽しみ方も可能です。
また春から夏にかけては茎を3分の1程度カットして、
新しい花を咲かせるのもいいでしょう。
3〜7月の間であれば散った後の胡蝶蘭でもまた楽しむことができます。
カットした茎から新しい花が咲くのはおよそ2〜3ヵ月の期間を要しますが、
花が咲けばまた3ヵ月間楽しむことができるので、
ぜひ環境に合わせて散った後も胡蝶蘭をお楽しみください。