胡蝶蘭の寿命

胡蝶蘭の寿命を延ばすために

胡蝶蘭はフラワーギフトとして代表的な花ですが、
1度枯れてしまうとなかなか次に花を咲かせるのは難しいケースも多いものです。
しかし胡蝶蘭の性質をよく理解していれば末永く自宅で育てることができるので、
まずは胡蝶蘭の性質と寿命についてよく覚えておくことから始めましょう。
一般的な花は乾いていると水をたっぷり与える、冬場には水を控える、
これが鉄則ですが、胡蝶蘭の場合これとほぼ同じではあるものの、
水を与えすぎてしまったり乾燥させすぎると、
寿命が縮んでしまうという特殊な性質を持っています。
というのも、胡蝶蘭はどちらかと言えば乾燥には強いですが、
湿気が溜まったり湿らせすぎるとすぐに腐敗してしまうのです。
見えている花や葉の部分に影響は見られませんが、
中にある根っこが湿り気によって腐っていくので、
結果的に胡蝶蘭全体がダメになってしまうことがあります。
そのため、まずはこの水の与え方を覚えて
バランスよく調整していくことが寿命を延ばす秘訣と言えます。

環境や育て方によって変わってくる胡蝶蘭の寿命

胡蝶蘭の寿命は環境や育て方によっても異なりますが、
平均的に現在咲いている花に関しては1〜3ヵ月間は十分楽しむことができます。
これが枯れてしまうと2度目の花を楽しむことも可能ですが、
この場合もおよそ2ヶ月弱が寿命と言われています。
また胡蝶蘭全体の寿命についてですが、こちらは株の大きさによっても変わります。
というのも、胡蝶蘭の株は力を蓄えて花を咲かせる習性があるので、
当然のことながら大きければ大きいほどたくさん花が咲いて
長く生きられる力があるということになります。
一般的には10年から、長ければ30年以上持つ胡蝶蘭も珍しくはありませんので、
最適な環境と胡蝶蘭に適した水やり、栄養の与え方、病気の予防などを徹底すれば
一生ものと言っていいほど末永く楽しむことができる花となっています。