当選祝いに胡蝶蘭を送る際のマナーとは?

当選祝いを送るケース

当選祝いは選挙を戦い抜いた後で、当選した政治家に贈られるものです。
同じように選挙に関する贈り物に、陣中見舞いもあります。
どちらも、政治家に対して何かを贈る行為は寄付に該当する場合があり、年間150万円以内に収める必要があります。
特に陣中見舞いでは、選挙活動に関する飲食物などを贈ることも禁止されているので、神経を使うものです。
しかし、胡蝶蘭は寄付に該当しません。
当選祝いには、様々な法律上の制限が設けられていますが、花は制限されていないため、胡蝶蘭を選べば間違いないのです。
テレビの選挙中継では、大量の胡蝶蘭に囲まれた当選者の姿をよく目にしますが、日本において選挙と言えば胡蝶蘭が習慣づいているのでしょう。
企業間でも胡蝶蘭は定番なので、それと同様に考えて良いでしょう。

当選祝いのマナー

当選祝いで胡蝶蘭を送る際には、法律は考えなくてもかまいませんが、企業間で贈るときと同じようにマナーや約束事は守りましょう。
当選祝いで贈られる胡蝶蘭の相場は、2~5万円です。
寄付で贈れる金額に制限があることから、やや高めの花を選ぶ傾向にあります。
「4」「9」は縁起の悪い数字とされているため、4本・9本で贈ることは望ましくありません。
当選祝いは、当選が確定する前に到着してしまうと陣中見舞い扱いになってしまうため、当選してから1週間以内を目安に贈ると良いでしょう。
企業間で贈るときは、木札を付けるのがマナーですが、これは当選祝いにも当てはまります。
当選を祝う言葉を赤字で目立つように書き、送り主をそれより小さい黒文字で添える形が一般的です。
もし、当選した政治家が親しい相手なら、メッセージカードでお祝いの言葉を添えてもいいでしょう。
ただし、その際は当選した後とはいえ、否定的な文言や忌み言葉は避けてください。
胡蝶蘭の色は白が定番ではありますが、おめでたい紅白の胡蝶蘭や女性の政治家にぴったりな、ピンクの胡蝶蘭などを送っても良いでしょう。