法人間で贈られる胡蝶蘭の寿命ってどのくらい?
就任祝いや上場祝い、開業祝など時には慶事だけでなく、お悔やみにも贈られる品が胡蝶蘭です。
胡蝶蘭は、法人と法人間のやり取りで使われますが、その理由は豪華な見た目はもちろんのこと、長持ちがすることです。
通常の生け花のブーケやフラワーアレンジメントは寿命がとても短く、世話をしても10日程度で枯れてしまうことが多いです。 鉢花ですと、根っこが張っているため長持ちします。
なかでも寿命が長いものが胡蝶蘭ですので、水やりの頻度も比較的少なく、手入れも簡単です。
胡蝶蘭を長持ちさえるコツを知るには、胡蝶蘭の特徴を知ることです。
まず胡蝶蘭はもともと樹木や、岩肌に、根っこが絡まって生えている植物で、熱帯雨林に自生していた植物のため寒さが苦手です。
木漏れ日程度の光で、光合成を行なえますので、胡蝶蘭は水のやり過ぎには注意しましょう。
根っこが常に湿っているため腐りやすいので、乾き気味のほうが良く、よく乾いてから水やりをしましょう。
冬場など2週間に1度程度の水やりで済むこともあります。
また、風通しの多い涼しい空間を好む、寿命の長い植物です。
法人間で贈られた胡蝶蘭を長持ちさせるには?
胡蝶蘭は寿命の長い植物ですが、病気になることも多く、根っこが腐る、“根腐れ病”は水やりのしすぎが原因で起こります。
葉がウイルスに感染する“軟部病”になったら、感染した部分を切り取りましょう。
また、葉の表面が日焼けする葉やけは、日焼けにより起こりますので、偏食した部分を切り、少し影になる場所に変えましょう。
一方で低温は、凍害の危険がありますので、暖かい場所に置きます。
法人間で贈られるものは大体、1か月程度で花が散ってしまいますが、節を遺して上のほうで切ると、二番目の花が咲くこともあります。
また、節を残さず切り、根っこをそのまま植え替えると、もう一度楽しむことができます。
折角贈っていただいた胡蝶蘭ですので、大切に長持ちさせましょう。