胡蝶蘭の育つ環境に近づける
法人の贈り物として胡蝶蘭を贈る場合があります。 また、法人から胡蝶蘭を頂いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。 胡蝶蘭は高級なお花です。 法人間のお祝いの贈り物として頂いた胡蝶蘭は、できるだけ長持ちさせたいものですが、しおれてしまうことがあります。 胡蝶蘭を長持ちさせるために、しおれる原因と対処法を知っておきましょう。 胡蝶蘭は熱帯地方で育つお花で、樹の幹に付着して育ちます。 しかし、日本は熱帯地方ではないため、胡蝶蘭が育つベストな環境ではありません。 そのため、熱帯地方の環境に近づけてあげなければならないのです。 温度は15度〜25度、湿度は40%がベストだとされています。 室内に飾る場合は問題ありませんが、できるだけ直射日光を避け、風にも当たらない場所を選びましょう。 胡蝶蘭が早くしおれてしまうのは、胡蝶蘭が育ちにくい環境に飾られていることが多いため、胡蝶蘭を頂いた際は飾る場所に注意してください。
しおれた胡蝶蘭の対処法
胡蝶蘭が届いて、すぐにしおれてしまった場合の対処法は、花茎を切ることです。 一度しおれてしまった胡蝶蘭は、復活させることが難しいでしょう。 贈られてすぐに花茎を切ってしまうのは、申し訳ないと感じますが、すぐに対処することで2度咲かせることができるのです。 根元に近い花がしおれてしまった場合の対処法も、花茎を切ります。 根元に近い部分がしおれるということは、株はまだ元気な証拠です。 しおれた花を摘んで、すべての花がしおれた後に花茎を切る場合もありますが、根元付近の花がしおれた後にすぐ花茎を切ることで、翌年にまた花を咲かせることができます。 花が完全にしおれてしまうと、栄養分を株の生育に送ることができませんが、早い段階で対処することで、栄養分をとっておくことができるのです。 肥料や水の与えすぎにも注意しましょう。 肥料を与えすぎると胡蝶蘭はしおれ、水を与えすぎると根が腐ります。 胡蝶蘭にも寿命がありますが、できるだけ長持ちさせるために温度や湿度に気をつけ、しおれた際は適切な対処法をとってください。