胡蝶蘭の水やりについて
法人間での贈り物として選ばれる胡蝶蘭は、慶弔事の担当者が世話をするケースが多いのではないでしょうか。
胡蝶蘭は、法人への贈り物としてだけではなく、頂き物として管理することになった経験もあるでしょう。
薔薇などに比べて管理のしやすい胡蝶蘭ですが、注意しなくてはならない点があります。
胡蝶蘭の水やりの問題です。
胡蝶蘭は、根腐れを起こしやすく、水やりの量を間違えるとすぐに枯れてしまう恐れがあります。
胡蝶蘭に水やりをする際には、土や水苔の状態を観察してから与えるようにしてください。
土や水苔が乾燥しているときが、水やりのタイミングとなります。
水を与えたあとも、注意が必要です。
水やり後、鉢の下に置いてある水受け皿をチェックしましょう。
ここに水があると土が水を吸い上げてしまい、これもまた根腐れの原因となってしまうのです。
水受け皿に水がある場合は、すぐに捨てるようにしてください。
贈る予定の胡蝶蘭を管理する際の注意点
慶弔事の予定によっては、法人へ贈る予定の胡蝶蘭を管理しなくてはならない場合もあるのではないでしょうか。
この際にも、水やりに関連した注意が必要です。
法人に贈る予定の胡蝶蘭の場合、ラッピングが施されたまま管理をしなくてはならない場合があります。
ラッピングに使用される紙やビニールは、多くの場合通気性の悪い素材が使われています。
そのまま水やりをしてしまうと、中で水分が蒸れてしまい根腐れや、病気の元となってしまうのです。
法人へ贈る胡蝶蘭の管理する場合は、ラッピング時の水やりにも注意しましょう。
他にも、花につくアブラムシを寄せ付けない方法として、葉の裏表に霧吹きで水を吹きかけてあげる方法があります。
根腐れを防ぎながら水分を与えられる上に、害虫除けとなる便利な方法ですが、これを行う際にも注意が必要です。
花に水がついてしまうと、花の色落ちや、しおれの原因となってしまう恐れがあります。
法人に贈る予定の花を管理する場合は、気をつけましょう。