法人間に贈られる胡蝶蘭の値段が高いわけ

苗を育てていくだけでも費用がかかる

胡蝶蘭は華やかで長持ちなので、贈り物として選ばれることが多いです。 また、華やかな胡蝶蘭の木札には、送り主の名前を記載するため、相手先の企業だけではなく、お祝いに来る他の企業の人の目に触れることになるでしょう。 そのため、お祝いの相場に見合った華やかな胡蝶蘭を選ぶ必要があります。 法人の贈り物として、しっかりとアピールすることができる胡蝶蘭を選びましょう。 しかし、胡蝶蘭の値段の高さについて、疑問に思う人もいるのではないでしょうか。 胡蝶蘭の値段が高いのは、いくつかの理由が存在します。 その1つとして挙げられるのは、苗の単価が高いことです。 種子から増やすこともできる胡蝶蘭ですが、手間がかかるため、一般的ではありません。 胡蝶蘭は、クローン技術を用いて育てられており、見た目も美しく、病気にも強い優良品種を増殖させています。 優良品種の親株は、使用権などの費用が発生することや、日本ではなく温暖なタイや台湾で生産されているため、輸送費もかかっているのです。 日本でも胡蝶蘭は育てられていますが、寒さと乾燥に弱い胡蝶蘭は、温度と湿度の管理が必要になります。

美しい胡蝶蘭を育てるために

胡蝶蘭は温度や湿度の管理だけではなく、生育期間が長いことも値段が高い理由です。 胡蝶蘭の苗から育てて、出荷できるようにするまでには、3年程かかると言われています。 また、苗から育てたとしても、全ての苗が綺麗に咲くとは限りません。 生育途中に害虫などの影響を受け、不良品になってしまい、出荷できないこともあるのです。 さらに、法人として贈られる胡蝶蘭は3本立てや5本立てなどを目にする機会もあるでしょう。 3本立てなどは、出荷直前に胡蝶蘭を寄せ植えして、仕立てています。 そして、出荷する際にも、胡蝶蘭が痛まないように保護を行っているため、胡蝶蘭の値段は他の花に比べると高くなってしまうのです。 しかし、胡蝶蘭は開花期間が長く、花言葉も縁起が良いため様々なシーンで選ばれています。