法人間で贈る胡蝶蘭の匂いについて

胡蝶蘭の原種や交配種でも匂いはない

贈り物として、大事な場面で多く利用されているのが胡蝶蘭です。 法人間の贈り物としても、重宝されている花の一つになっています。 豪華で美しい見た目とともに、匂いもほとんどないということが、法人向きの贈り物とされている特長です。 匂いが強い花は、法人間の贈り物としてはあまりふさわしくありません。 胡蝶蘭は、事務所などでも環境の邪魔をしないで、美しい花を咲かせるからこそ、好まれるのでしょう。 胡蝶蘭にも、かすかな香りはありますが、鼻につくほどの強烈な匂いではないです。 交配種によっては、意図的に強い香りがするように作られている胡蝶蘭もありますが、原種では香りはほとんどしません。 飲食店などの、より匂いに影響がある場所へ胡蝶蘭を贈る場合には、交配種を避けて原種を選ぶと良いでしょう。

匂いの原因の多くは根腐れ

胡蝶蘭は交配種のように、種類によっては匂いがあるものもあります。 しかし、原種でも匂いを感じることがあるのです。 それは、腐敗とカビが発生しているときになります。 原種でも、腐敗やカビが原因で匂いを感じる場合がありますが、この匂いは花の香りとは異なります。 胡蝶蘭は一定の温度を保っていれば、比較的お手入れせずに育つことから、管理しやすい花です。 このような点も、法人間の贈り物に選ばれる特徴になりますが、湿度の管理が必要となり、夜間では80%にもなる環境を好みます。 しかし、このような環境をつくるのは法人では難しいでしょう。 その結果、根腐れがおこり悪臭となってしまうのです。 また、カビの発生も匂いの原因の一つになります。 胡蝶蘭はカビに負けない強さを持っていますが、風通しが悪かったり、日があたらなかったりすることで、カビが発生してしまい、根腐れで悪臭が起こるのです。 胡蝶蘭の匂いは原種も交配種も強いものではないので、匂いを感じたときには、腐敗やカビが発生していないか注意してみると良いでしょう。