楽屋花を贈る際はマナーに注意
舞台や演奏会の際、控え室にお祝いとしてや成功を願う気持ちを込めて贈るお花のことを楽屋花と言います。
楽屋花を贈る際のマナーがあるため、法人に楽屋花を贈る予定のある人はマナーを知っておきましょう。
楽屋花の贈り方にマナー違反する人が一人でもいると、楽屋花が禁止されることがあるため、注意してください。
最低限守るべきマナーは、会場に事前連絡することです。
連絡を入れず、当日いきなり楽屋花を贈ってはいけません。
事前に連絡するときは、公演日時、会場、主催の法人名を確認した上で、主催の法人に楽屋花を贈っていいかを確認します。
その舞台や公演の公式HPで楽屋花について注意が掲載されている場合もあるため、確認してください。
また、主催の法人や会場が楽屋花を許可しても、受け取る側の人が花粉アレルギーなどで受け取れない可能性があります。
胡蝶蘭であれば花粉が少ないお花であるため、楽屋花として贈っても問題はないでしょう。
お花選びに迷ったときは、胡蝶蘭がおすすめです。
胡蝶蘭を贈る
胡蝶蘭を楽屋花として贈る際は、法人で2〜5万円、個人であれば1、2万円が相場だとされています。
贈り先との関係性を考慮した上で、適切な金額の胡蝶蘭を選ぶことが大切です。
胡蝶蘭の色は、相手が好きな色、役柄に合わせて選ぶといいでしょう。
迷ったときは、定番である大輪や中大輪白の胡蝶蘭がおすすめです。
楽屋花は、公演当日の開演2時間前を目安に届くように手配するのがマナーです。
長期公演の場合も公演初日に贈ります。
中には、中日に贈ることもありますが、胡蝶蘭は持ちが良いため初日に贈っても公演期間中を彩ることができるでしょう。
長持ちすることも胡蝶蘭が楽屋花に選ばれる理由の一つなのです。
胡蝶蘭に立て札やメッセージカードを添えることも楽屋花のマナーです。
法人であれば木札を選び、楽屋御見舞といったお祝いの内容と法人名を記載します。
このように、胡蝶蘭は楽屋花として適したお花ですが、マナーを守らなければ相手に失礼な印象を与えてしまうため、注意しながら楽屋花を贈りましょう。