法人間で贈る胡蝶蘭の必要な培養度とは

法人間で贈ることが多い胡蝶蘭を長く楽しもう

法人間で贈ることが多い胡蝶蘭はそのまま飾ることもできますが、植え替えをすることもできます。
東南アジアの熱帯地域に生息する胡蝶蘭は木や岩盤の上に根を伸ばして着生しており、日本で全く同じ環境を作ることは難しいため、胡蝶蘭が苦手ではないものを選んであげることが大切です。
例えば、水やりの仕方や温度管理、培養土が挙げられます。
これらを胡蝶蘭の苦手なものにしてしまうと、生きていけなくなるのです。
また、お花が落ちてしまった胡蝶蘭をどうすればいいのかわからないという法人にも、最適な培養土を知っておくとさらに胡蝶蘭を楽しめます。
法人から貰った胡蝶蘭をできるだけ長く楽しむためにも、胡蝶蘭を育てる上で欠かせない培養土について知っておきましょう。

胡蝶蘭と相性が良い培養土

胡蝶蘭の代表的な培養土はミズコケです。
生産者もミズゴケを使って栽培しており、何かトラブルになってしまった時にも対処法があるといったメリットがあります。
しかし、注意しなければならないことは水分です。 ミズゴケは水分を保持しやすいため、管理方法を間違えると根腐れを起こし枯れてしまいます。
また、一度乾くと水を吸収しにくくなり、胡蝶蘭が水を吸うことができません。
鉢ごと水につけてミズゴケに吸水させてください。
水やりの方法は表面が乾いたらコップ一杯程度の水を土全体にかけ、受け皿に水が溜まった時はすぐに捨てます。
植え替えは2年に1度、春のお花が咲き終わった後がベストです。
ミズゴケだけでなくバークも胡蝶蘭の代表的な培養土です。
樹木の皮から作られているため、胡蝶蘭と相性が良い培養土だと言えます。
バークも乾きやすいため、表面が乾いてきたら水を与えてあげてください。
植え替えをした後は一週間ほど水やりをしてはいけません。
植え替え後は胡蝶蘭が弱っている状態であるため、水やりをしてしまうと株が傷み弱ってしまう可能性が高くなります。
このようにミズゴケとバークが胡蝶蘭と相性が良い培養土ですが、管理方法を間違えると胡蝶蘭は長く楽しめません。
また、胡蝶蘭は土を必要としないお花であるため、一般的な植物用の土を使って育てないようにしましょう。